抜取検査に要注意!

製品を製造する場合や会社同士で製品を売り買いする場合は、
抜取検査を実施するのが一般的です。
でもこの抜取検査の意味を正しく理解していますか?

抜取検査の目的は?


製品が期待通りの出来栄えになっているか?」を確認するためです。
※もちろん法律(民法、商法等)で求められるからっていう理由もあります。

本当は全て検査(全数検査と言います)できればよいのですが、
数が多いと時間もお金もかかります。

また食品等は、検査した製品は全て廃棄になりますので、全て検査したら製品がゼロになってしまいます。
こういった理由から、抜取検査は多くの場面で利用されています。

抜取検査の種類


抜取検査にも、色々な種類がありますが、やはり一番有名な検査方法は、

「AQL(Acceptable Quality Level)に基づく抜取検査」だと思います。
※どの抜き取り検査を選ぶか?何個抜き取るか?等を説明するのは少し時間がかかりますので、別途お問い合わせください。
https://ahcompany20200311.com/toiawase/

抜取検査の注意点


多くの会社が、時間と費用の関係で抜取検査を選択しますが、
ここで注意が必要です。

抜取検査は購入した製品全てが不良品でないことを保証する検査ではありません!

さきほど挙げたAQLを例にします。
AQLで検査する場合は「AQL 1.0」といった表現をよく使います。
これを分かりやすく言い換えると、
「100個中1個は不良品がはいっているかもしれません」という意味です。
※本当はもっと複雑なので、興味のある方は「OC曲線」で調べてみてください。

「AQL 1.0で検査した製品を購入します」という契約は、
「1%の不良品が混入しているかもしれないことを承知のうえで購入します」という意味になります。

この契約で購入したのであれば、
「不良品が1つ混入していたから交換しろ!」と売主に文句をいうのは、完全にお門違いになります。

しかし、実際は日系企業同士であれば、契約内容にこだわらず、誠意をもって対応する企業が多いと思います。
一方、こういった対応を外資系企業に期待することは危険です。
お互いの商習慣が異なる場合、やはりよりどころになるのは「契約書」です。

日系企業では、細部まで記載された契約書を嫌う傾向がありますが、
自己防衛のためにも、一度契約書を見直すことをおススメします。
※各種契約書作成のお手伝いも致します。

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