転職やキャリアアップのために、資格を取ろうとする人は多いですね。
コロナ禍のように景気が悪くなると、
「資格をとって不測の事態に備えよう!」という人が増えるのも、日本文化らしいなと思います。
一方で、品質保証人材の面接をする立場だと正直、資格はほとんど気にしていません。
今回は、その理由を紹介します。
なくても仕事ができる
医者や弁護士といった業務独占系の資格は、保有していないと仕事ができません。
品質保証は資格がなくても仕事はできます。
実力は分からない
合格が難しい資格を持っていても、仕事ができるかどうかはわかりません。
面接する際は、明確にお願いしたい業務があります。
注意しているのは、お願いしたい業務を確実に実行し、アウトプットを出せる実力があるかどうかです。
資格より実績を重要視します。
資格は手段
ある分野を網羅的に効率よく学ぶ方法として資格の勉強は有効です。
自分の領域を拡げるために、資格の勉強を利用している人は、アウトプット思考の人だと考え、好印象です。
ポジションが上がるほど、資格で測りにくい能力が重要
マネジメント層は、コミュニケーション能力、具体化抽象化能力、分かりやすく伝える能力、傾聴力、リーダーシップといった能力が重要です。
より高いレイヤーほど、その傾向が強いです。
本日の問いかけ
自己啓発は良いことです。
資格の取得も良いことです。
一方、資格を取得しただけでは、報酬はたいして増えません。
その資格は本当に必要ですか?
資格で生活が安定すると思っていませんか?
他に優先順位をあげて、できることはないですか?
一度、考えてみると新しい発見があるかもしれませんよ。