コンサルティングのため、クライアント先へ訪問すると、色々なタイプの管理職がいます。
今日は、私が考える「ダメな管理職がやりがちなこと」を紹介します。
ここでいう「ダメな管理職」の定義は「良いアウトプットを安定して出すことができない管理職」です。
部下を試す
自分だけが知っている情報で、部下の判断力を試すようなことはやめましょう。
人事権を持っている上司は、部下より多くの社内情報を持っているのが普通です。
優秀な部下はそれを知っているので、試すような行為をすると、よりバカにされます。
同じ話を何回も繰り返す
管理職側は「分かるまで何回でも伝える」ことが重要だと思っていますが、問題は回数ではなく、伝え方です。
同じ話を何回もいう前に、伝え方を変えましょう。
卑屈なほど謙虚
謙虚なことは非常に良いことです。
一方で、度が過ぎるとただの卑屈で、一緒に働きたくない相手になります。
また謙虚さは、勉強しない人にとって、格好の隠れ蓑になります。
相手をたてていれば、自分の無能さを隠せるからです。
枝葉末節にこだわる
ビジネスの基本は、重点思考です。
「完璧主義」や「細部にこだわる」は誉め言葉ではなく、バカにされています。
細かいことにこだわっている人に経営は理解できません。
勉強しない
部下に成長して欲しいなら、上司も勉強して成長しましょう。
日系企業は、管理職になると勉強しない人が本当に多いです。
忙しくて勉強する時間がないのは、タイムマネジメントが下手だからです。
褒めるだけ
「褒めること」と「注意すること」はセットです。
部下は友達ではないので、必要以上に好かれる必要はありません。
苦手なことをさせる
時間の無駄です。
苦手なことに時間を使うなら、得意なことに時間を使って、より極めた方が効率的です。
暇を恐れる
暇だと仕事をしていないと思われると勘違いしている管理職は多いです。
暇でも仕事がまわる状態を構築し、維持できる管理職は、非常に優秀です。
本日の問いかけ
部下が思ったような行動をしてくれない
部下が育ってくれない
これらは全て管理職の能力不足です。
思っているだけでは人は育ちません。
まずは管理職から行動を変えてみてはいかがでしょうか?