久しぶりの韓国ソウル
今回で6回目なので、有名スポットは全て周ったし、アイドルやドラマにはあまり興味がない。
まだ行っていないスポットを探していたら、思い出しました。
DMZツアー
早速、申し込んでいってきました。
DMZツアーは探すといくつかあるけど、今回は昼食なしの半日ツアー。
明洞駅に13時に戻る予定だけど、渋滞で大体遅れるらしい。
夕方に予定がある人は、少し注意した方がよさそう。
私が参加したのは、コレ↓
分断の歴史と現実をリアルに感じる南北境界線DMZツアー…
タイムスケジュールは少し違うけど、立ち寄りスポットはにたような感じ。
偶然にもここで紹介されているホン・ユソンさんが私たちのガイドでした。
日本に6年住んでいたので、流暢な日本語で説明してくれます。
DMZとは?
Demilitarized Zoneの略で、世界で唯一の非武装地帯
非武装地帯は南北境界線から韓国側と北朝鮮側にそれぞれ2km設けてある。
北朝鮮側のDMZは、亡命を防ぐため、人は住めない。
韓国側は、村があり、学校もあるけど、簡単に行き来することはできない。
板門店にも行きたかったけど、今は観光中止で、再開も不明。
アメリカ人が板門店ツアーに参加して、北朝鮮に亡命したため、禁止になったらしい。
あと、韓国と北朝鮮は現在、休戦中。終戦ではない。
明洞駅集合
7時20分、明洞駅10番出口に集合。
誰も参加者いないかな?
小さいバンで向かうのかな?
と想像してたけど、全然違った。
大型バスが何台も停まっていて、すごい人の数!
まずは自分が申し込んだツアーのガイドを探すのだが、数人いるので、かたっぱしから話かけて、ようやく見つけた。
英語で話しかけると、無視されるので、日本語ツアーは日本語で話しかけた方がいい。
最終的にバスに乗っていたのは、全部で32名
全員揃ったら、すぐに出発
臨津閣イムジンガク
1時間ほどで最初の目的である臨津閣イムジンガクに到着。
ここは、検問を受けずに一般人が24時間自由に行ける、北朝鮮に最も近い場所。
ガイドさんがここで9時から販売されるDMZの入場チケットを買うので、少しフリータイム
自由の橋
臨津閣イムジンガクのメインスポットである自由の橋。
北朝鮮までレールがつながっている。
望拜壇(マンベダン)
北朝鮮に残された家族へ祈りを捧げる場所で、脱北者がお正月とかに集まるらしい。
DMZ入口_統一大橋
臨津閣イムジンガクを出発して、9時半に統一大橋に到着。
ここは愛の不時着の撮影現場。
中には、大型バスでしか入ることはできず、入る前には、軍によるパスポート確認がある。
ちなみにここの軍人は、Military Police(MP)と呼ばれ、武装はしてない。
以前は、兵役中はスマホは使用できなかったが、最近は、兵役期間が1年半になり、スマホも使えるようになったらしい。
DMZ第3トンネル
統一大橋から30分ほどで、メインスポットのDMZ第3トンネルに到着。
短いビデオを見て、説明聞いた後、無料ロッカーに荷物を預ける。
金属探知機を抜けた後に、ヘルメットを被り、トンネルに向かう。
トンネル自体は260mほどだけど、トンネルに到着するまで、360m下る必要がある。
トンネルは、絶妙な高さで、170cmくらいだと、ずっと中腰で歩くので、けっこうしんどい。
北朝鮮の人は平均身長が韓国より低いらしい。
トンネルの突き当りに着くと、小窓から北朝鮮側が覗ける。
一瞬見たら、あとは来た道を引き返すだけ。
写真撮影は禁止なので、しっかり目に焼き付ける。
京羅展望台トラ
トンネル見学の後は、展望台に移動。
ここから、北朝鮮側の様子を見ることができる。
ちなみに駐車場から展望台に向かう山の中には地雷がたくさん埋まっており、立ち入り禁止。
軍が撤去作業を実施しているが、たまに事故が起きることがあるので、従事する軍人はかなりストレスにさらされ、自殺する人が多いらしい。
あまりに自殺者が多いので、最近は指名ではなく、立候補制にして、兵役期間を短くしたり、ボーナスをあげることで対応しているとのこと。
脱北者
ガイドの説明では、脱北者は、ほぼブローカー経由で、費用は後払いも可能らしい。
北朝鮮から、南下して直接韓国を目指すのではなく、中国、タイを経て、韓国に亡命するケースが多い。
タイは強制送還がない国というのが、理由の1つ。
また脱北は家族全員ではなく、若い人だけ実施するのが一般的のよう。
脱北者が韓国に来ると、スパイでないことを確認した後、韓国の教育を施し、住む場所が提供される。
ただ北朝鮮で高いポジションだった場合は、良い仕事も得られるが、普通の人は、工場の単純作業や飲食店くらいしか仕事はないとのこと。
最後に、南北統一を願うのは、北朝鮮出身か韓国の年配者が多く、今の韓国に満足している若い層は南北統一に興味がない人が多いとのこと。
明洞駅に到着
予定時間より1時間ほど遅れて、14時に到着。
ソウルの渋滞はひどいので、まぁ予定通り。
ここで解散して、今回のツアーは終了です。
韓国人の反応
今回は、仕事で訪韓していたので、同僚の韓国人にDMZツアーに行くことを伝えると以下の反応が返ってきた。
このツアーは有名だし、知ってる。
DMZは若い人は学校の行事で来る。
北朝鮮出身者とかは、DMZに行く人もいるけど、普通の韓国人で行く人はほぼいない。
DMZに全く興味がないというのが、一般的な韓国人の見解のようです。