ビジネスはお客さま目線で考える。
これは基本です。
一方、「お客さま目線」という言葉を安易に使う品質保証の人間には注意が必要です。
お客さまは誰ですか?
お客さま目線で考えたとき、これは必要だ!
あるいは、これは不親切だ!分かりにくい!
という品質保証の人間がいます。
そういう人にはまず、
お客さまは誰ですか?と聞いてみてください。
これに回答できない人は話になりません。
仮にお客さまを定義できたとします。
次は、あなたはそのお客さまを代表してるのですか?と聞いてみてください。
ほとんどの場合、それを証明することは不可能でしょう。
お客さま目線の勘違い例
よくある例だと、
「この取扱説明書は分かりにくいから〇〇に修正したほうが良い」という類です。
そもそもこの指摘の根拠はなんでしょう?
修正案の妥当性は?
これは典型的な思い込みの事例です。
「自分が分かりにくい=他の人も分かりにくい」という勝手な思い込みです。
さらに付け加えると、
取扱説明書はなければならない
全て取扱説明書で伝えなければならない
という思い込みです。
目指すべきは、取扱説明書がなくても使える商品、サービスです。
では、どうするか?
簡単です。
(見込みの)お客さまに聞けばいいんです。
昔は時間も費用もかかりましたが、今は各種サービスを使えば、簡単にお客さまに聞くことができます。
大企業でなくても個人でも聞けます。
ペルソナを考える時間があれば、聞いた方が早くて正確です。
今日の問いかけ
自分の思い込みで判断していませんか?
品質保証で思い込みは絶対にNGです。
世の中には便利なサービスがたくさんあるので、それらを上手く利用しましょう。