品質保証に関する3つの誤解

品質保証という言葉は知っていても、内容について知っている人は少ないと思います。

今日は、品質保証コンサルティングとして、よく出くわす品質保証に関する誤解を紹介します!

 

検査を増やせば、品質が良くなる

よくある誤解です。

検査を増やしても、品質は向上しません。

検査はあくまで「確認」のために行うので、目指す理想は「検査ゼロ」です。

検査は何も付加価値を生みません。

じゃあ、どうするのか?

やはり王道は「プロセスアプローチ」です。

不良品をはじくのではなく、不良品を作らないという考え方です。

ただ例外もあります。

プロセスを改善するより、とりあえず作ってみて、不良品をはじいたほうが、はやくて、安く済むこともあります。

プロセスアプローチも手法の1つなので、こだわり過ぎる必要はありません。

 

品質保証はコスト度外視で意見する

半分正解で、半分間違いです。

お客さまの安心安全に関わるコストを削減しようとする場合は、全力で止めます。

とはいえ、品質保証の人間も会社の売上がなければ、給料が貰えません。

当然、費用対効果、リスクとコストのバランスを考えて意見することもあります。

ただこれは難しいので、中途半端な品質保証スキルの人はしないほうがいいです。

またコスト度外視で正論を言うのが品質保証と思っている人もいます。

大企業でサラリーマンをしているときは、これでいいのですが、一歩外の世界に出ると、全く通用しません。

正論は誰でも言えるので、当然です。

世の中は、正論と現実に折り合いをつけて、事業を前に進められる品質保証パーソンを求めています。

 

品質保証は嫌われる

これもよく聞きます。

でも考えてみてください。

仕事は誰かのめんどくさいこと、起きたら嫌なことを解決、あるいは防止するために存在しています。

ですので、きちんと自分のミッションを果たしていれば、最終的に嫌われることはないはずです。

嫌われているのは、あなたの実力不足、あるいは人間性に問題がある場合がほとんどです。

 

本日の問いかけ

品質保証に関する誤解はとけましたか?

今日からは、少し違った視点で、品質保証パーソンを見ると、本当に役に立つ人を見抜けると思いますよ。

試してみてください。

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