大きな組織で働いていると色々な人がいます
その中で、
この言葉を言う人には要注意!という私の中で決まったフレーズがあります
それは、
可能生はゼロではない
何がダメなのか、説明します
リスクの基本的な考え方
以前のブログでお伝えしたことを簡単にまとめます
「リスク=危害の大きさ✕発生頻度」です
特に重要な部分は「発生頻度」です
発生頻度が高いか低いかで、そのリスクが許容できるかどうか決まります
つまり、発生頻度が100分の1なのか、10,000分の1なのか、1,000,000分の1なのかで、そのリスクの扱い方が変わります
リスクについては、コチラ↓をご確認ください
リスクという言葉はビジネスの文脈だけではなく、日常生活でもよく使われるようになりました 品質保証という仕事は、リスクアセ…
ゼロが意味すること
既にお分かりの通り、
可能生はゼロではないという発言は、
「リスク=危害の大きさ✕発生頻度」という基本的な考え方を私は全く理解していませんと自ら宣言しているようなものです
リスクをゼロにする方法
みなさま、3 Step Methodを覚えていますか?
- リスク除去
- 保護回路によるリスク低減
- 情報提供によるリスク低減
この順番で取り組もうという優先順位ですね
3 Step Methodで説明すると、
「可能生はゼロ=1のリスク除去」です
具体例をあげます
車は便利だけど、事故の可能性がゼロではない
では、どうするか?
リスクの元凶となる車に乗らない、近づかな
い、作らせない、流通させないといった対応しかありませんね
あるいは、新規事業が失敗する可能性はゼロではない
新規事業を止めるしか、リスクをゼロにする方法はありません
正しい対処法
「リスクはゼロではない」ということが、どれだけ恥ずかしいことを言っているか理解できたと思います
では、どうすればいいのか?
簡単です
「リスク=危害の大きさ✕発生頻度」を思い出して、発生頻度を具体的に言えばいいだけです
ここでの精度は、100回に1回なのか、1,000回に1回なのか?が分かるレベルで大丈夫です
加えて、世の中の状況、競合他社の状況も数値で共有すると、決裁する人も決裁しやすくなります
本日の問いかけ
「リスクはゼロではない」と決裁者に迫っていませんか?
これはただの脅迫です
難しいことを言い訳に思考停止していませんか?
それではいつまでも成長しません
まずは「リスクはゼロではない」という言葉をやめてみましょう!