SDGsという言葉聞かない日はないくらい浸透してきましたね。
SDGsのくわしい説明はこちら↓をご確認ください。
外務省HP
https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/sdgs/about/index.html
でもなぜ世間がこんなにSDGs推しなのか理解している人は少ない気がします。
残念ながらビジネスの文脈では、地球を救うことや貧困を解決することを目的にSDGsを語っているわけではありません。
当然「利益をあげるため」です。
営利企業では当たり前です。
ここではSDGsの推進が利益につながる2つの理由を説明します。
買い替えを促進する
お金をもってる先進国では製品が溢れています。
製品が不足していた時代は、作れば作っただけ売れたのですが、今は作ってもなかなか売れません。
企業も毎年「今年流行りのスタイル」や「今年の流行色」などを業界一丸となって提案していますが、
製品の品質がよくなり、買い替える人が少なくなりました。
では、お客さまに新しい製品をかってもらうにはどうすればよいか?
わざわざ買い替える理由を与えてあげればいいんです。
今までの製品は、人件費の安い国の犠牲のうえになりたっていましたが、この製品は違います。
今までの製品は、学校に行けない子供たちが作っていましたが、この製品は違います。
今までの製品は、環境汚染を気にせず作っていましたが、この製品は違います。
今までの製品は、廃棄物を大量にだしていましたが、この製品は廃棄物から作りました。
こういった戦略をとることで、人々の買い替えを促進させるのです。
これが企業がSDGsを推進する1つ目の理由です。
信頼を得る
製品が溢れている現代では、どこでも製品を買うことができます。
ですので、どうせ買うなら安心安全な製品を買いたいですよね。
安全の定義は以前のブログでも紹介したように、以下です。
安全=全てのリスクが許容できる状態にあること
簡単に言うと、
色々な評価試験をして不具合のないことを確認している
法律を遵守していることを確認しているといったことです。
では、安心はどうでしょうか?
安心をモデル化すると以下です。
安心=安全×信頼
どんなに評価試験をしたといっても、
「この会社はほんとにちゃんとしてる?嘘ついてない?」と思われると安心にはつながりません。
そこで企業がお客さまからの信頼を得るために、SDGsを利用しているのです。
地球や世の中のために色々と真剣にやっている企業なら信頼してもらえるだろうということです。
今日の問いかけ
SDGsのロジックがわかれば、自社が何をすべきか見えてきます。
また純粋に地球を救いたいと思っている人も、こういった企業のロジックを理解しないと上手く利用されるだけです。
一度御社のSDGs戦略を見直してみてはいかがでしょうか?