2019年から副業をはじめ、2020年3月にはA&H Company合同会社を設立し、無事創業1周年を迎えることができました。
巷では、
「終身雇用、年功序列は崩壊し、これからは自分で主体的にキャリアを作る時代だ!」
「副業や兼業で収入源を複数もつべきだ!」
と言われていますが、実際どうでしょう?
私の周りでも副業をしている人は全くいません。
副業で会社を経営しているというと、ほぼ間違いなく「そんな人初めて会った」と言われます。
2018年に厚生労働省のモデル就業規則が改定され、副業元年と言われた2018年から3年経ちますが、まだまだ私みたいな人間はイノベーターと呼ばれる部類なのが現状でしょう。
ただこの1年で自分なりに色々な失敗や成功を経験したので、副業に興味がある方のお役に立てればと思い、共有することにしました。
副業を始める前に
正社員として働いていても、就業時間外に何をするかは個人の自由です。
ですので、現在働いている会社が副業禁止と謳っていても原則従う必要はありません。
とはいえ、揉めることに何のメリットもないので、事前に確認し、よく話し合うことをおススメします。
※こういったやりとりも数年後にはなくなると思います。
副業のメリット・デメリット
副業のメリットは主に以下です。
・収入が増える
・本業ではできない経験ができる
・人脈が拡がる
・視点が変わる などなど
あげればきりがないくらいたくさんのメリットがありますが、特に「本業ではできない経験ができる」というのが私には一番大きいです。
デメリットは人によりますが、私は特にデメリットと感じていることはありません。
どんな副業をするか?
私は自分のスキルを活かしたコンサルティングをしています。
今は副業を仲介してくれるエージェントがたくさんあるので、そこを経由して業務を受託しています。
まずはこういったエージェントに登録し、自分の需要を知ることから始めるのも良いと思います。
個人的には作業のみを受託する業務はおススメしません。あまり自身の成長もないですし、単価も非常に安いです。
ただ最初は作業の受託からはじめ、徐々に付加価値をつけ、単価をあげていくという戦略があれば、アリだと思います。
個人事業主か法人か?
教科書通りだと、まずは個人事業主でがんばり、年間売上が300~500万円くらいになったときに法人成りするのがセオリーと書いてある本が多いです。消費税の納付が2年間免除されます。
といいながらも、私はすぐに合同会社を設立しました。
発端は、周囲の経営者のアドバイスだったのですが、今は法人にしてよかったと思っています。
理由は、以下です。
・会社や世の中の仕組みを実務で理解できる
・視野が拡がる
・会計、法律等の知識がみにつく
・案件によっては法人でないと受託できない場合もある
・肩書へのこだわりがなくなる などなど
勉強はもちろん大事ですが、実際に自分で会社を設立して、経営してみるのが一番手っ取り早いと思います。
会社の設立は予想以上に簡単ですよ。
おススメの副業
自分が好きなことや、本業にプラスになることなら、何でもいいと思います。
一方、「自分には人に自慢できる能力なんてないし、、」という意見もよく聞きます。
これは自分の近くしか見ていないことが原因だと思います。
例えば、普段から当たり前のように行っているリモート会議や会議の効率的な進行。
これをしらない会社は世の中にたくさんあります。
そういう方たちに分かりやすく教えることができれば、喜んでもらえますし、価格競争からも距離をおけます。
※備考
最近、プログラミングが話題ですが、プログラミングができれば仕事に困らないわけではないです。足りないのは、プログラマーではなく、優秀なプログラマーです。プログラミング1本で勝負するよりも、自分の専門領域+プログラミングもできるという方向性の方が自身の価値は上げやすいと思います。
最初にすること
転職をしたことがないかたは、まず転職サイトに登録してみてください。
そうすれば、自分の市場価値や市場が求めていることが分かり、今後の方向性が決まります。
副業を始めると、世界が拡がることは間違いないので、みなさんぜひ楽しんでみてください。