仕事に限らず、大勢でなにかをしようとすると必要になるのが「ルール」です。
社会は、憲法、法律、条令といったルールで成り立っているといっても過言ではありません。
人間がここまで繁栄できた理由の1つかもしれません。
最も厳しいルールとは?
ビジネスの文脈では、法令遵守という言葉をよく聞きます。
最近では「法令遵守=コンプライアンス」と理解されている方が多いですね、
しかし、私は「法令遵守=コンプライアンス」より「社会規範遵守=コンプライアンス」の方がしっくりきます。
そして、実は最も厳しいルールは、法律ではなく「社会規範」です。
社会規範とは?
分かりやすく言うと「ある組織で暗黙のうちに決められているルール」です。
あるいは、文化のことを「ある集団を他の集団と区別する心のプログラミング」といったりするのですが、それに近いかもしれません。
社会規範の事例
社会規範の事例は身近に溢れています。
例えば「不倫」
日本では不倫をするとその人を徹底的に批判します。仕事に影響がでることもあります。
日本では不倫は刑法上の犯罪ではなく、民法上の不貞行為ですが、時には殺人と同じくくらいの勢いで追い込む人もいますよね。
より身近な話だと「町内会の集まり」
強制ではないと言いつつも、協力しないと商売がやりづらくなります。その地域の社会規範ですね。
社会規範というと難しく聞こえますが、私たちの周りには、明文化されていないけど法律を凌ぐ強さをもったルールがたくさん存在します。
特に日本は、ハイコンテクストと呼ばれる「多くは語らない、空気を読めよ」という文化ですので、
みなさんも実感として、理解して頂けると思います。
ビジネスにおける社会規範
一般的にビジネスの規模が大きくなるほど、より厳格に社会規範への適応が求められるようになります。
大企業は当然ですが、最近だととてつもない大金を稼ぎ出すユーチューバー等がいい事例ですね。
本日の問いかけ
社会規範を軸に考えると、今までよく分からなかったことが見えてきたりします。
例えば「職業に貴賎なし」といいますが、みなさんモヤモヤしますよね?
社会規範を軸に考えてみると、答えが見えてくると思います。
良い悪いという観点ではなく、一度客観的に社会規範についてディスカッションすると、余計なリスクを回避できるので、おススメです。