先月、家族でマレーシアを訪問しました。
その時のブログにさらっと書きましたが、メインの目的は、マレーシアの大学見学です。
こういうと、大体の方に、
なぜマレーシア?
と聞かれるので、本日はその理由を簡単にまとめてみました。
結論から言うと、非常におススメです。
マレーシアの大学に留学する理由
大きく分けて、3つあります。
今後の経済発展
みなさん、人口ボーナス期?という言葉をご存じでしょうか?
簡単に説明すると、
人口ボーナス期とは、全人口における15~64歳の割合が最も多い時期のことです。
15~64歳は、ガンガン働いて、ガンガン消費するので、この世代が多い時期は、国がどんどん成長します。
この人口ボーナス期は、どの国でも1回しか発生しないと言われています。
残念ながら、日本は1950年~1990年に人口ボーナス期を迎えてしまいましたが、これから、あるいは今まさにこの人口ボーナス期を迎えている国々があります。
それが東南アジアの国々です。
特に、VIPと呼ばれるベトナム、インドネシア、フィリピンの成長は著しく、このまま成長すれば、10年~20年後には、日本のGDPを追い抜くことが確実です。
ビジネスの基本は、お金をもっている方を顧客にすることですので、今から東南アジア各国で人脈をひろげたり、活動拠点を整備することは、よい投資だと思います。
言語
マレーシアの公用語はマレー語のみです。
しかし、イギリスの植民地という過去に加えて、マレーシア政府は英語を第2言語(準公用語)に位置付け、学校での英語教育を強力に推進しています。
世界各国の英語能力ランキングを見てみると、マレーシアは25位。
アジアの中だと、シンガポール、フィリピンについで3位です。
シンガポール、フィリピンでは英語は公用語の1つなので、ネイティブスピーカーも多くいます。
第2外国語としての英語話者でいうと、マレーシアはアジアNo.1の実力を持っています。
実際にマレーシアに2回滞在しましたが、ホテルの方はもちろん、Grabタクシーの運転手、コタキナバルの小さい屋台のおじさんなども普通に英語を話せるので、コミュニケーションには全く困りませんでした。
第11版EF 英語能力指数 (EF EPI)は世界113カ国と領土の成人を対象とした英語能力に関する調査をもとに英語を第…
また海外からの留学生を多数受け入れているマレーシアの大学では、全ての授業が英語で行われますので、必然的にビジネスで使えるレベルの英語を身に着けることができます。
アクセント
現在、あまり英語に触れていないけど、これからしっかり勉強したいと思っている方から、よくされる質問がこちらです。
マレーシア人は英語のネイティブスピーカーじゃないけど、大丈夫?
英語がすごく訛っているんじゃないの?
結果から言うと、まったく気にする必要はありません。
英語は、世界共通語として使用されており、母国語として英語を使用している人は2割以下です。
また世界共通英語というものは存在しないので、正しい発音、アクセントも存在せず、話す人によって違います。
日常生活では、英語のリスニングテストでよく聞くような発音に出会う方が難しいので、いろんなアクセントに慣れた方が良いと思います。
どのアクセントで英語を勉強しても、基本ができていれば、他の地域のアクセントにも短時間で対応できるようになります。
費用
マレーシアの大学に留学する場合の選択肢は、Taylor’s University, Sunway University, APUといったマレーシアが本校の現地私立大学、あるいはMonash University, NottinghamUniversityといった海外分校のいずれかになります。
※マレー大学等、国立大学もありますが、こちらは現地の方が多く、マレー語で授業が行われます。
現地私立大学の場合は、授業料、寮の費用、生活費等、全てまとめて最大年間200万円程度です。
日本都内にある私立大学に通う費用と同じか、あるいは安いです。
海外分校は英語の要求水準が高く、費用も割高ですが、欧米にある本校への留学と比較すると、半額以下ですみます。
Monash Universityはオーストラリア国内で高く評価されているグループオブエイトの1つですが、オーストラリア本校を卒業してもマレーシア海外分校を卒業しても、もらえる学位は同じです。
最後に
ここまでメリットばかり書きましたが、もちろん人によってはデメリットもあります。
例えば、
エンタメ業界で働きたい方は、おそらくエンタメの本場アメリカの方がいいと思います。
またマレーシアの教育レベルは非常に高いですが、純粋に日本の教育レベル以上を期待している方は、やめた方がいいと思います。
ただ、上記のデメリットを上回るだけのメリットはあると感じていますので、興味のある方は、ぜひ検討してみてください。